【ワーキングメモリの理論】ヒトが一度に記憶できるのは7個!【Miller, 1956】
前回は以下
Contents
この論文を読んだきっかけ
2025年末頃から、生成AIがいよいよ実用的になり、
自分の分身(コンテキスト)を作って、24時間、AIに自分の代わりに仕事をしてもらう。そうしなければ、生産効率で他人に負けてしまい、職がなくなる。
という話をYouTubeでよく聞きます。実際、その通りだと思いますし、りさおも自分の分身「コンテキスト」を作るために、「Obsidian」というメモ帳に自分の日記を書きたいと思い、上の本を読んでみました。今はほとんど日記がかけていませんが、2026年1月から始めたEbidence Based Educationの論文紹介のYouTube動画制作の途中のメモとしてObsidianを使っています。
今はObsidianを直接使っているのですが、本当は、Cursor(AIエディタ)+Obsidianという組み合わせがよいそうです。ということで、上の本を読んでみているのですが、そこに、
ヒトのワーキングメモリは約7個(最近の研究では4個前後)
と書いてあったので、その有名な論文をNotebookLMに解説してもらいました。
論文の題名とリンク

MILLER GA. The magical number seven plus or minus two: some limits on our capacity for processing information. Psychol Rev. 1956 Mar;63(2):81-97. PMID: 13310704.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/13310704
魔法の数字7プラスマイナス2:情報処理能力の限界
NotebookLMによる解説














PICO/PECO
George A. Miller (1956)「The Magical Number Seven, Plus or Minus Two」の内容をもとに、PICO/PECO形式で整理します。
(論文は理論的総説に近いですが、内部で紹介されている主要実験を基に構造化します。)
🧠 ① 絶対判断(Absolute Judgment)のPICO
■ 研究テーマ
人間は1次元刺激の絶対判断でどれくらい情報を処理できるか?
🔬 PICO
P(Population)
健常成人被験者
(例:音の高さ、音量、塩味濃度、視覚位置などを判断する参加者)
I(Intervention / Exposure)
刺激の選択肢数(情報量)を段階的に増やす
(例:2音 → 14音 など)
C(Comparison)
刺激数の少ない条件 vs 多い条件
O(Outcome)
伝達情報量(bits)= チャネル容量
📊 主な結果
| 刺激 | チャネル容量 | 識別可能カテゴリ数 |
|---|---|---|
| 音の高さ | 約2.5 bits | 約6種類 |
| 音の大きさ | 約2.3 bits | 約5種類 |
| 塩味濃度 | 約1.9 bits | 約4種類 |
| 視覚位置 | 約3.2–3.9 bits | 約10–15種類 |
👉 平均:約 2.6 bits ≒ 約6〜7カテゴリー
(本文 p.86 付近参照 073_ワーキングメモリMiller1956)
🧠 結論
- 1次元刺激の絶対判断には
約7カテゴリーの限界がある - これは「情報量(bits)」で見るとほぼ一定
→ これを Miller は
**「Span of Absolute Judgment」**と呼んだ
🧠 ② 即時記憶(Immediate Memory)のPICO
■ 研究テーマ
即時記憶の限界は「情報量(bits)」で決まるのか?それとも「項目数」か?
🔬 PICO
P(Population)
健常成人
I(Intervention)
記憶項目の情報量を操作
(例:バイナリ数字 vs 単語)
C(Comparison)
低情報量項目 vs 高情報量項目
O(Outcome)
再生できるスパン(項目数)
📊 結果
- バイナリ数字:約9個
- 単語:約5個
- しかし…
👉 「総情報量は一定にならなかった」
Pollackの再検討でも同様(p.92–93 073_ワーキングメモリMiller1956)
🧠 結論
- 即時記憶は bitsではなくchunk数で制限される
- 平均:約7±2チャンク
🧠 ③ 再符号化(Recoding)の実験PICO
■ 研究テーマ
chunk化により記憶容量は拡張できるか?
🔬 PICO
P
成人被験者(+自己実験)
I
2進数 → 4進数・8進数へ再符号化
C
再符号化なし vs あり
O
再生可能なビット数
📊 結果
- 訓練後:40ビット以上再生可能
- チャンク数は一定でも
bits per chunk が増加
(図9参照 p.95 073_ワーキングメモリMiller1956)
🧠 結論
人間は:
- 絶対判断 → bitsで制限
- 即時記憶 → chunk数で制限
- 再符号化 → bits/chunk を増やせる
🧩 ④ この論文の核心まとめ
| 項目 | 制限されるもの |
|---|---|
| 絶対判断 | 情報量(bits) |
| 即時記憶 | チャンク数 |
| 拡張方法 | 多次元化・系列化・再符号化 |
🎥 子育て世代向け動画に使える?
非常に使えます。
テーマ例:
- 「なぜ子どもは7つ以上覚えられないの?」
- 「記憶力は才能ではなく“chunk化”で伸びる」
- 「暗記が得意な子の秘密=再符号化」
特にあなたの
📚「読書×メタ認知×ワーキングメモリ」シリーズと相性抜群です。








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