りさおはこうして受かった!~東大理三現役合格必勝法~(5)数学参考書解説編
もう、情報が古すぎて、一部参考にならないかもしれませんが、数学の参考書について、まとめたいと思います。
Contents
藤田宏 「大学への数学シリーズ」 研文書院(絶版) ◎
いわゆる黒本。
各項目が、解説編と問題編によって成り立っている。
論理的にしっかりしていて、学校の期末試験や予備校の模試でも全く同じ問題が出題されることがよくある。
基本的な問題が掲載されている。
このレベルの問題は、入試当日までには楽に解けるようになっている必要がある。
1990年代のVersionは素晴らしかったが、その後のVersionは、2色刷りを意識しすぎたためか、少々読みにくくなった。
中学または高校1・2年でやるのがよいと思われます。
2017年時点、なんと、研文書院がなくなってしまったため、絶版になってしまいました。
これに代わる参考書を探すのは至難の業ですが、Wikipediaによると、旺文社の、「高校総合的研究 シリーズ」が、似たような雰囲気の参考書だそうです。
「新数学演習」 東京出版 ○
現在の高校数学問題集の中で一番難しいもの。
難関大学を受験するのなら、やっておいた方がよいですが、
繰り返しやらないと意味がないし、途中で挫折した人も何人もいるそうです。
字が小さいですが、解答はスマートなものも多いです。
長い期間をかけてやるより、短期間で集中して繰り返しやる方がお勧めです。
「1対1対応の演習シリーズ」 東京出版 △
初めて数学をやる人向けです。しかし、それにしては、ちょっと難しいです。
「スタンダード演習」 東京出版 ○
上記の「新数学演習」の問題の難易度を少し下げたものです。
文系の人(特に文一志望者)は、これをやっている人が多かったです。
「解法の探求1・2」 東京出版 ○
解法の探求2は、理系の微分積分に関する問題集です。
とても難しいけれど、理系の人は、高校3年の2学期にやるのがよいと思われます。
でも、全部やるのは難しいと思います。解法の探求シリーズの後継としては、「解放の突破口」があるそうです。
こちらの問題集を解く前に、まず、数学IIICスタンダード演習の問題がきっちりできるか、できなければ、こちらを先にやるのがよさそうです。高校2年生の後半くらいでしょうか。。。難しいですが。。。
米谷達也 「思考回路を磨くシリーズ」 SEG出版 ◎ (絶版)
とてもきれいで読みやすいし、解答もスマートです。
問題のレベルは、ちょっと難しい程度です。
高校2年が終わるまでにやっておきたい問題集ですが、
「大学への数学シリーズ(研文書院)」と同様、高3になっても使用することはできます。
残念ながら、こちらも絶版とのことです。
そもそもSEG出版は、なぜ素晴らしい本をたくさん出していたのに、
ことごとく絶版にしてしまったのでしょうか?
利益が出なかったのでしょうか。。。
小島敏久 「闘う50題」 SEG出版 ○ (絶版)
毎年、その年の入試問題の中から50題セレクトして、解答をつけている問題集。
解答もスマートです。
こちらの問題集も、短期間で集中してやるのがお勧めです。
ほとんど絶版の本ばかりでした。。。とほほ。
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