りさおはこうして受かった!~東大理三現役合格必勝法~(2)中学3年
前回は、りさおの中学1年から2年のときの、英語の塾に通ったときのお話でした。
りさおはこうして受かった!~東大理三現役合格必勝法~(1)中学1年から2年
今回は第2弾、中学時代の数学の勉強のお話です。
中学2年生のときには英語が得意になっていた一方で、数学が不得意科目となっており、学校のテストで赤点をとってしまうという悲惨な状況でした。
数学があまりにもできなかったので、中学2年生の終わりに英語の塾をやめて、中学3年生からVERITASという塾の数学の講座を受講しました。
当時、その塾はできたばかりで、なんと1講座分の授業料で、複数の学年の授業を受講することが出来ました。
授業は数学科の学生の先生が、本当に分かりやすく面白く教えてくださっており、目からウロコの連続で、あまりに面白かったので、週に3,4回ほど,中2,中3,高1,高3の4コースを同時に受講しました。
その塾では、当時、中学1年のコースで一般の中学の数学(代数と幾何)の講義を行い、中学2年から3年のコースで、高校数学の文系理系共通範囲の講義を行っていました。
このペースは、鉄緑会という塾でも同様です。
そんなわけで、中学3年生の1年間で、高校数学の文理共通の範囲までは一通り終えました。自分なりに、数学という科目について、以下のような教訓を得ました。
りさお流数学勉強法の極意
(1)technical term(専門用語)の定義と公理を覚える。
たとえば、線分とは何か?直線とは何か?と問われた時に、一言で答えられるようにしておく。
(2)必要な定理は暗記する。
制限時間内に問題を解くことできるように、必要な定理は暗記しておく。
(3)定理は、定義と公理から、自分で導けるようにしておく。
例えば、三角形の内角の和は180度であることを、迅速に自分の力で導けるようにしておく。そのことにより、論理的思考が身に付き、他の問題に対しても、自分の頭で必死に考えて、解けるようになる。
(4)復習が大事
どの教科でも復習が大事であるが、数学も、復習を繰り返して、知識と論理的思考を自分のものとしていくことが大事である。飽きていても、覚えているとは限らないので、しつこく復習する。
「キリッ(`・ω・´)」て書いたつもりでしたが、読み返してみると、もう本当に分かりにくくてすみません。
まあ、「数学は考えろ」と言われますが、最低限の暗記(言葉の定義とよく使用する定理)のもとに、飽きても、できるようになるまで復習を繰り返して論理的思考を身につけて、その土台のもとで、自分の頭で考えて、新しい問題に挑戦しましょうということを言いたいのです。
あれ?これでもすっごく分かりにくいですね。数学の勉強法については、機会があったら、どこかで具体例を交えて解説したいかも。。。
さて、話は戻りますが、私にとっての中学3年は高校数学の流れが見えてきたようで楽しい1年間でした。
この頃に使った参考書で印象的なのは,中3で「大学への数学シリーズ」(研文書院),高1で「SEG Brush Up Series」(米谷達也著,SEG出版)です。
まあ、面白そうな問題とその解答を流し読みしただけです。(私には難しくて、自分で問題をとくことができなかったのです。)
まとめますと、中学時代は、学校の授業の他に、
中1中2で英語の文法の勉強しかしておらず、数学はおちこぼれ、
中3で高校数学の勉強に集中したため、英語力は並まで急降下しました。
大学受験数学を得意科目にするためには、中学のうちに高校数学の文系範囲の1回目の勉強をしておきたい
逆算して考えると、以下のような感じになります。
- 大学受験で数学を得意科目にするためには、高校3年時はひたすら、大学入試問題を自分の頭で考えて、考え抜いて、解く練習が必要
- 考えるためには、基礎項目(言葉の定義や定理の暗記、基本的な問題の解法)の徹底が必要。高校2年生の終わりまでに高校数学の基礎を徹底しておく必要がある
- 数学に限らず、基礎を徹底するためには、復習、つまり繰り返すことが大事
- 高校2年生の終わりまでに、高校数学の範囲を3回繰り返したい
- 高校1年までに2回目を終えたい
- 中学生の間に、高校数学(文系範囲)の1回目の勉強をしておきたい
となります。つまり、中学生の間に、高校数学の基礎を1回は眺めておきたいところです。
中学生の間に高校数学を教えてくれる塾
例えば、「東進ハイスクール」という大学受験用の塾では、以下のようなコースがあります。
- 「ハイレベル強化コース」(中学卒業時点で数学IIBまでを習得、英検2級取得を目指す)や、
- 「中高一貫コース」(中学卒業時点で数学IAまでを習得、英検準2級取得を目指す)
中高一貫校ではなく、公立中学校に通って、高校受験をする場合でも、大学受験を見据えた場合、中学生のうちに、高校数学を自習(YouTubeで見て書き写すだけでもよいかもしれません。)、または、上記のような大学受験のための塾に通ってみるのもありだと思います。
なお、高校数学(大学受験数学)を勉強すると、高校受験数学も、簡単に解けるようになりますから、高校受験にとっても全く無駄ではありません。
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