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子どもの嘘は「実行機能(がまん・切り替え・記憶)」獲得の証!【Evans, 2013】

2026年1月22日

前回は以下

この論文を読もうと思ったきっかけ

最近、りーたん(8歳)は、いろいろ隠れて悪いことをしたり、また、親に対してとんでもない嘘をついたことがあり、「我が子がこんなとんでもない嘘をつくなんて、将来がヤバいのではないか?」と不安になりました。対策はまだですが、まずは親である自分の心を落ち着けるために、

を探しました。

というポジティブな論文を見つけたのでNotebookLMに解説してもらいました。

ちなみに、この「実行機能」とは、「科学的に考える子育て 2020」によると、

何かをやり遂げるためには、さまざまな欲望(遊びたい、怠けたい)を抑制し、しなければならないことに集中する

とのことで、料理したり、朝の忙しい時間のマネジメントに必須な能力だそうです。もう少し難しい言葉で言うと、

目的的行動をするには、目的記憶手順記憶を保持した上で、注意を切り替えたり気持ちや感覚をコントロールしたりするのですが、そうした複雑な脳の働きを「実行機能」という

とのことです。これについては、非常に分かりやすい説明が、「科学的に考える子育て 2020」にありましたが、また、別の機会に、調べてみたいと思います。

論文の題名とリンク

Evans AD, Lee K. Emergence of lying in very young children. Dev Psychol. 2013 Oct;49(10):1958-63. doi: 10.1037/a0031409. Epub 2013 Jan 7. PMID: 23294150; PMCID: PMC3788848.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23294150/

乳幼児期における嘘行動の出現

NotebookLMによる解説

PICO/PECO


📊 PICO分析(介入・比較がある研究として整理)

🟦 P(Population:対象)

  • 2〜3歳の幼児(25〜47か月)
  • カナダの一般家庭出身、計65名

🟦 I(Intervention / Exposure:介入・要因)

  • 誘惑抵抗課題(temptation resistance paradigm)
    • 「見てはいけない」と言われたおもちゃを、
      実験者が見ていない間に 見た(違反した) という状況
  • その後、
    • 「見ましたか?」と質問される(嘘をつくかどうか)
  • 併せて評価:
    • 実行機能(Executive Function)
      • 抑制制御
      • ワーキングメモリ
      • Stroop課題など

🟦 C(Comparison:比較)

  • 年齢差の比較
    • 2歳児 vs 3歳児
  • 認知機能の差
    • 実行機能が高い子 vs 低い子

🟦 O(Outcome:結果)

  • 嘘をついたかどうか
  • 嘘を維持できたか(話のつじつまを合わせられたか)
  • 主な結果:
    • 年齢が上がるほど 嘘をつく割合が増加
    • 実行機能が高いほど嘘をつきやすい
    • 多くの幼児は、嘘をついても 後続質問でボロが出る

✅ PICOでの結論(要約)

幼児が嘘をつくかどうかは
「性格」や「道徳心」ではなく、
実行機能(前頭前野の発達)と強く関連している


📊 PECO分析(発達研究として整理)

🟩 P(Population:対象)

  • 2〜3歳の幼児

🟩 E(Exposure:曝露)

  • 年齢の増加(発達)
  • 実行機能の発達
    • 抑制制御
    • ワーキングメモリ
    • 認知的柔軟性

🟩 C(Comparison:比較)

  • 年齢が低い群 vs 高い群
  • 実行機能が未熟 vs 発達している群

🟩 O(Outcome:結果)

  • 嘘をつく頻度の増加
  • 嘘を貫く能力(semantic leakage control)は未熟

✅ PECOでの結論(要約)

嘘の出現は
「しつけの問題」ではなく
「認知発達のマイルストーン」


🎯 子育てEBE向け・一文要約(動画用)

  • 「嘘をつき始めた=悪いこと」ではない
  • 「嘘をつけるようになった=脳が育ってきたサイン」
  • 正直さは「心」よりも
    👉 前頭前野の発達段階で決まる

次はどれを作りますか?

論文

Posted by risan


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