6歳でピアノか歌を1年間習うとIQが上昇【Schellenberg, 2004】
前回は以下
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この論文を読もうと思ったきっかけ
りさおは子供の頃、高校生までピアノをやっていました。
2026年現在、りーたん(8歳)とりりー(6歳)は、ピアノ以外の楽器を2つ習っています。決して、親が勧めた訳ではないのですが、2人とも続けたいと言っているので、2つとも4年くらい続けています。りさおはほとんど何もしていないのですが、母親であるりさこは、毎回、レッスンについて行き、家で毎日りーたんとりりーの練習に付き合っていて、とても大変そうです(とても感謝しています)。
子どもたちは好きでやっているのは良いのですが、学業的にはどうなのかな?と思ったので、ChatGPTとGeminiに聞いたところ、今回の論文を見つけてきてくれました。
論文の題名とリンク

Schellenberg EG. Music lessons enhance IQ. Psychol Sci. 2004 Aug;15(8):511-4. doi: 10.1111/j.0956-7976.2004.00711.x. PMID: 15270994.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15270994/
音楽のレッスンはIQを向上させる
NotebookLMによる解説













PICO/PECO
🔍 PICO分析
P(Population:対象)
- 6歳児(N=144)
- 音楽・演劇の正式なレッスン経験がほぼない一般児童
- 家庭の社会経済的背景・事前IQに群間差なし
I(Intervention:介入)
- 音楽レッスンを1年間受講
- キーボード(ピアノ)レッスン
- 声楽(コダーイ法を含む)
- 週1回・少人数制・36週間
C(Comparison:比較)
- 演劇(ドラマ)レッスン群
- 習い事なし群
- ※ 単なる「無介入」ではなく
**構造化された非音楽活動(演劇)**を対照に含めている点が重要
- ※ 単なる「無介入」ではなく
O(Outcome:アウトカム)
主要アウトカム
- IQの変化
- Wechsler Intelligence Scale for Children – III(WISC-III)
- フルスケールIQ、4つの指標、12下位検査
副次アウトカム
- 学業達成度(K-TEA)
- 社会的適応行動(BASC)
結果(Outcomeの要約)
- 音楽レッスン群は、比較群より
IQの上昇幅が有意に大きかった- 効果量:d ≈ 0.35(小〜中)
- 効果は特定能力に限らず、IQ全体に広く分布
- 演劇群では社会的適応行動が改善(IQではない)
🔁 PECOで書き直すと(観察研究風の整理)
RCTですが、EBE動画やスライドで説明しやすい形として PECO でも表現できます。
P(Population)
6歳の一般児童
E(Exposure)
1年間の音楽教育(ピアノ・声楽)
C(Comparison)
演劇教育 または 習い事なし
O(Outcome)
IQ(WISC-III)の上昇量
👉 音楽教育への曝露が、IQのわずかな上昇と関連
🎯 EBE視点での重要ポイント(解釈)
- ✔ 因果推論が可能(ランダム割付)
- ✔ 「音楽 vs 何もしない」ではなく
「音楽 vs 別の構造化活動(演劇)」 - ⚠ 効果は小さい
→「音楽で天才になる」研究ではない - 💡 一般知能(g)への“わずかなブースト”
📌 一文でまとめると(動画・スライド用)
PICO要約
6歳児を対象に、1年間の音楽レッスン(ピアノ・歌)を行うと、演劇や習い事なしと比べて、IQがわずかに上昇した(RCT、効果量 d≈0.35)。






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