親が知らないと危険|いじめ被害者の本当の長期リスク【Copeland, 2013】
前回は以下
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この論文を読んだきっかけ

りさおは小学1年生の1学期にいじめられて、なんと、担任の先生にまでいじめられて、親に相談したところ、小学1年生の2学期から小学校の転校の手続きを親がしてくれて、2学期からは新しい小学校で幸せに暮らすことができました。今思うと、転校していなければ、地獄が待っていたと思います。りさおの小学校時代、中学高校時代は、以下の記事に記載させて頂きました。
そんなわけで、「いじめ」には、もともと興味がありました。そろそろ「いじめ」についてのエビデンスについて調べてみたいと思い、ChatGPTとGeminiに相談してみました。なんと、途中で、ChatGPTが大嘘をつき(現実に存在しない論文があたかも実在するかのように記載し、ご丁寧にPICO/PECO分析、動画作成の台本まで作ってくれました。割とあるのですが、リンク先が全く別の論文になっており、Google検索しても目的の論文が見つからなかったので、愕然としました。。。2026年時点で、まだ、生成AIのハルシネーション、1%くらいの確立であるようです。)、びっくりしたこともありましたが、これから、しばらく、いじめに関して、論文を読んでいきたいと思います。
論文の題名とリンク

Copeland WE, Wolke D, Angold A, Costello EJ. Adult psychiatric outcomes of bullying and being bullied by peers in childhood and adolescence. JAMA Psychiatry. 2013 Apr;70(4):419-26. doi: 10.1001/jamapsychiatry.2013.504. PMID: 23426798; PMCID: PMC3618584.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23426798
小児期および青年期におけるいじめおよび同級生からのいじめの成人における精神医学的結果
NotebookLMによる解説















PICO/PECO分析
🔹 PICO分析(臨床・疫学向け)
P(Population)
- 米国ノースカロライナ州の地域住民コホート
- 小児期〜思春期(9–16歳)に評価され、若年成人期(19, 21, 24–26歳)まで追跡された 1,420人
I(Intervention / Exposure)
- 小児期・思春期における いじめ被害(victim)
- または 加害+被害(bully-victim)
(親・本人の構造化面接により複数回評価)
C(Comparison)
- いじめにも加害にも関与していない群(neither)
O(Outcome)
- 若年成人期の精神疾患・自殺関連アウトカム
- 不安障害(GAD、パニック障害、広場恐怖など)
- 抑うつ障害
- 反社会性パーソナリティ障害
- 自殺念慮・企図(suicidality)
👉 主結果
- いじめ被害者:成人期の不安障害リスクが有意に上昇
- 加害+被害者:
- 抑うつ障害・パニック障害リスク上昇
- 男性で自殺関連リスクが著明に上昇(OR≈18)
- これらは 小児期の精神疾患や家庭要因を調整後も残存
🔹 PECO分析(因果推論・教育研究向け)
P(Population)
- 一般地域サンプルの児童・思春期集団(9–16歳)
E(Exposure)
- 反復的ないじめ被害
- または bully-victim 状態
C(Comparator)
- いじめ非関与群
O(Outcome)
- 成人期の精神病理
- 不安障害
- 抑うつ
- 自殺念慮・企図
- 反社会性パーソナリティ障害
👉 因果的示唆
- いじめは
- 単なる「既存の脆弱性の指標」ではなく
- 独立した長期リスク因子
- 特に bully-victim は最重症リスク群
🧠 一言まとめ(EBE向け)
「いじめは一過性の出来事ではなく、成人期の精神疾患と自殺リスクに直結する“長期毒性ストレス”である」
このPICO/PECOは、
- EBE動画1本構成
- NotebookLM用プロンプト
- KiVaなど介入研究との対比
にもそのまま使えます。







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