子どもが悪いことをしたときに「謝りなさい」と言わせることには意味がある【Smith, 2010】
前回は以下
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この論文を読んだきっかけ
YouTubeで、以下の動画を見ました。
そこで紹介されていた論文をChatGPTに探してもらいました。こどもが悪いことをしたときに、親が先回りして謝るのは、必ずしもこどもにとってよいことではないようです。
論文の題名とリンク

Smith CE, Chen D, Harris PL. When the happy victimizer says sorry: children’s understanding of apology and emotion. Br J Dev Psychol. 2010 Nov;28(Pt 4):727-46. doi: 10.1348/026151009×475343. PMID: 21121464.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21121464
幸せな加害者が「ごめんなさい」と言うとき:子どもの謝罪と感情の理解。
NotebookLMによる解説















PICO/PECO分析
1. PICO分析(介入研究として)
この研究は**実験研究(apology manipulation)**なので
PICOが最も適切です。
PICO
P(Population)
4〜9歳の子ども
- 4–5歳
- 7–8歳
合計
52名(Study1)
43名(Study2)
学校・科学館で募集された子ども 078_謝罪の意味Smith2010
I(Intervention)
加害者が謝罪する
例
- おもちゃを奪う
- 友達を押す
その後
「ごめんなさい」
または
謝罪行動
を行う
C(Comparison)
謝罪しない
つまり
同じ道徳違反ストーリーで
- 謝罪あり
- 謝罪なし
を比較
O(Outcome)
子どもの感情理解
評価項目
①加害者の感情推定
質問
「この子はどんな気持ち?」
評価
- positive emotion
- negative emotion
②被害者の感情推定
質問
「この子はどんな気持ち?」
③感情の理由
理由分類
- 利益(gain)
- 被害(victimization)
- 道徳規則
- 謝罪
④混合感情理解
- mixed emotion attribution
PICOまとめ(スライド用)
P
4〜9歳児
I
加害者が謝罪
C
謝罪なし
O
子どもの
- 加害者感情理解
- 被害者感情理解
- 混合感情理解
2. PECO分析(観察的視点)
この研究は
Happy Victimizer 理論
との関係でも重要なので
PECOでも整理できます。
PECO
P
4〜9歳児
E(Exposure)
謝罪行動
C
謝罪なし
O
感情帰属
- remorse attribution
- victim emotional recovery
3. 研究仮説
研究の核心仮説
謝罪がある場合
子どもは
- 加害者
→ 後悔している - 被害者
→ 気持ちが回復する
と理解する
4. 結果(PICO視点)
謝罪なし
子どもの推定
加害者
→ 嬉しい
これは
Happy Victimizer
謝罪あり
子どもの推定
加害者
→ 悪い気持ち
被害者
→ 気持ちが改善
年齢差
4〜5歳
基本理解あり
8歳
より強い理解
5. この研究の一行まとめ
4歳児でも、謝罪が「後悔の表現であり被害者の気持ちを改善する」と理解している。







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