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「主体性」でハッピーな子育て!

2025年11月13日

りりー(5歳)が、機嫌が悪くなって毎日大騒ぎすることが続き、なんとかできないかと、試行錯誤しています。また、りーたん(8歳)も、思い通りにならないことがあると怒ったりするのも、なんとかしてあげたいと思っていました。りさこ(母)が、食事、運動、マインドフルネス、その他いろいろトライしてくれているのですか、今回、「7つの習慣」という本を読んで、イライラをなくそうと提案してくれました。元本は、大人向けで、子どもが読むには難しいので、「13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン」という本を、家族4人で読んでみました。結構難しい内容でしたが、とりあえず、「第1の習慣」が、主体性(Proactivity)でした。

ちょうど同時期に、以下のように、いろいろなところで、「主体性」という言葉を聞く機会がありました。非認知能力としての、「主体性(Agency)」が、子育てや人生に大切であるということが分かったので、まとめてみたいと思います。

『7つの習慣』の第1の習慣「主体性」(proactivity)

電車の中で、よく見かけて気になってはいましたが、今まで「7 つの習慣」を読んだことはありませんでした。分厚いのか、読むのに1ヶ月くらいかかってしまいました。

「自分にはコントロールできないことは受け入れ、直接的か間接的にコントロールできることに努力を傾ける」

これが、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』における主体性(proactivity)です。言い換えると、「刺激と反応の間に“選択の自由”がある。その自由を意識的に使って、自分の行動・態度・反応を選ぶこと」となります。つまり、外部の環境や他人の行動に左右されず、自分の価値観と目的に基づいて行動を選ぶ能力 です。

主な要素として、以下の説明がされていました。

  • 責任の自覚(Responsibility):「自分の行動に責任を持つ」という認識。責任(responsibility)は “response + ability”=「反応する力」と説明されます。
  • 影響の輪(Circle of Influence)と関心の輪(Circle of Concern):自分がコントロールできること(影響の輪)にエネルギーを集中し、コントロールできないこと(関心の輪)に振り回されない姿勢。
  • 選択の主体:「誰かがそうしたから」「状況が悪いから」ではなく、「自分がどう反応するか」を選択するのは自分、という意識。

「自分の置かれた状況」のせいで、こうなっている(どのように「反応」する)、と考えるのではなく、自分が置かれた状況で、どんな「行動」を自分で選ぶのか?自分で決めて、主体的に行動する、これが大事なのだなとりさおは解釈しました。それを、「13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン 2020」を、りーたん(8歳)に読み聞かせをしながら、伝えてみました。こちらの本は、絵が多くて分かりやすく、8歳の子どもにもなんとか読みきかせをして、何となく理解してもらうことができるレベルでした。

そのようにしていたところ、ちょうど同じ時期に、国際バカロレアのPYPコースについてのお話のスライドをゲットする機会(英語)があったのですが、主体性(Agency)という言葉が、3枚目のスライドのど真ん中にバーンと出てきていました。

国際バカロレアの学校のPYPコース勉強会資料

国際バカロレアの小学校(PYPコース)の勉強会のスライド資料を見る機会があったのですが、1枚目が表紙、2枚目がIB Learner Profile(国際バカロレアの目指す学習者像)について、そして、3枚目が上のスライドでした。

つまり、国際バカロレアのPYPコース(小学校)では、第1に、生徒の

を育み、そこから、学習をしていくという流れとのことです。ちなみに、その資料の時間割を見ると、

Unit of Inquiry(探究学習)

が、時間割の半分以上を占めており、「生徒が主体的に学ぶ」ような工夫がされているようです。

なお、広尾学園を作られた大橋清貫先生によりますと、生徒に主体性があると、結果的に教員は生徒指導に忙殺されることなく、授業に集中できる[1]ということで、先生にもメリットがあるようです。

『子どもの心に「自信のタネ」をまく方法』における主体性

主体性 潜在意識 兄弟の有無による性格パターン

リンク

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  3. https://toyokeizai.net/articles/-/914990?page=21期生”延べ105人が海外大学に合格”、海外経験のない中学生がどう成長?新設の公立中高一貫「バカロレア認定校」広島叡智学園の”教育の中身” 2025/11/06

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