『ユダヤ式「天才」教育のレシピ 』それは親子で一緒に読書を楽しんで、外に出かけること!?
全世界で1300万人(アメリカ合衆国に620万人)しかいないのに、ノーベル賞受賞者の約20%がユダヤ人だそうです。そんなユダヤ人に共通の教育理念として、
- 他人と比較しない(良い成績を取れと言わない)
- 家には大量の本をそろえて、親子で一緒に読書を楽しむ
- 親子で外に出かけていろいろ経験する
- 上記を通して、学ぶことは楽しいことだと教える
が挙げられていました。
最近、英語の教育法で以下の本を読んだら、
英語力を得るためには国語力(母国語、日本人であれば日本語)が大事
と書いてあったので、
国語力
の教育方法について、何冊か本を読んでみようと思い、調べていたところ、最初にたどりついたのが上記の本でした。
Contents
有名なユダヤ人
本書では、『ユダヤ人の全てが大富豪ではない』とデータを持ち出していますが、そんなの関係ありません。20世紀以降の有名なユダヤ人、ユダヤ系企業の一部を列挙してみますと、ユダヤ人が世界を支配しているといっても過言ではない気がします。
参考:世界を動かす“ユダヤ人”創業企業–次なるGAFAMを生み出すヒントは「イスラエル」に 2019年10月15日
- アインシュタイン
- スティーブン・スピルバーグ
- ゴールドマン・サックス(日本も含め世界を牛耳っていますね)
- ロスチャイルド
AppleやMicrosoftのほぼトップに近い人にもユダヤ人がいるとのことです。そんなユダヤ人はこどもをどのように教育しているのか、本書にヒントが書かれています。
世界は常に変化し続けており、アタマが唯一の確実な資産
イスラエルが建国されるまで国土もなかったユダヤ人は、アタマが唯一の確実な資産として、こどもの教育に力を注いだと言われています。
東大を出たからといって、それだけで一生安泰という時代は、はるか昔のこととなりました。 すべてが不確実な今、頼れるのは自分自身だけです。
と本書に記載されていましたが、日々、痛感しております。
ユダヤ式家庭教育は「子供の力を引き出す」ものである
日本語の『教育』という言葉は、明治初期に
Education
の和訳として登場したものだそうですが、その語源はラテン語の
エデュカーレ(引き出す)
とのことです。ユダヤ人にとって教育は、
Education(子供の才能や意欲を引き出す)← →Learning(学ぶ)
という、親(教育者)と子の相互関係で語られるものとのことです。そのためにも、
親は常にこどもを注意深く観察して、子供が興味を持ったことに対して、関連する本をすぐに買ってきて与えたりして、
『学ぶのは楽しい』を教える
のが大事であるとのことです。本書の第2章ではもう少し具体的に7つのレシピが記載されていました。
ユダヤ式「天才」教育の7つのレシピ
詳細は本書を読んで頂くのがよいのですが、大事なことは、『全部同時に行わないと効果が半減』と記載してあったことです。とある事情で、『りさお』の家は、『第1のレシピ』である、『子供の頃から本がぎっしり詰まった本棚を見せて、こどもから読書に興味を持ってもらう』ができません、、、でも、めげずに、できる限りのことはしたいと思います。
- 家に本棚をたくさん設置して、子供が読めそうな本で埋める。親用の本も入れて、普段から親も読書を楽しむ。読書の強制はせず、子供が自発的に本に興味を持つようにしむける。
- 子供が何に興味を示すか、よく観察する。興味をもったら、それに関係する本を与えたりする(押し付けはNG)。
- 見せる、体験させる、感動させる。博物館、美術館、コンサート、史跡などへ一緒に行って、選択肢を広げる。
- 子供とコミュニケーションをはかる。『どう思う?』『よく思いついたね!』『いっしょに答えを探そう。』
- 子供を信じる。信じていることを言葉と態度で示す。子供が学校で叱られたとき、まずは、子供の側からも事情を聞く(参考:無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 「違う! 悪いことをしたら、まずはごめんなさいだ!」という父親の態度はダメな一例です。)。「先生に質問しておいで!」と言って、学校に送り出す。
- 親がボスであることを忘れずに。叱るときは、まず叱る理由を説明する。
- 時期が来たら、親離れさせる。大学を卒業して一年間ニートをしていたら強制的に家から追い出すことも考慮。
最近の『りーたん』は、電車が大好きなので、「はやぶさに乗りたい!」と言ったら、当直やアルバイトのない週末は、日帰りで「はやぶさ」に乗って盛岡まで行き、「はやぶさ」と「こまち」の連結を見て、またトンボ帰りするといったようなことをしたり、新幹線の本(しんかんせんでいこう: 日本列島北から南へ日本列島南から北へ →電車好きの子供にはお勧めです)を買ってきたりしたりしていますが、こんな感じでよいのでしょうか???(新幹線は、本当にお金が飛んでいきます!)
まとめ:国語力を鍛えるためには家の中を本だらけにして、子供が読んでと言ってくるのを待つことから
だそうです。いろいろなところへ連れて行き、子供が興味を持ったことに関する本を与えて、『学ぶのは楽しいこと』だと教える。
1つ気を付ける点は、
子供を信じて、成績を含めて他人と決して比較しない
ことだと思います。これは、親としては本当に『忍耐』が必要です。『りさお』もなんとか『忍耐』しつつ、いろいろなところに連れていって、『りーたん』と『りりー』それぞれが興味を持ったことに気付いて、それに関する本を与えて、コミュニケーションをとりたいと思います。
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