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最近興味があることと読書感想文(2025年6月)

2025年6月29日

前回はこちら。

最近は、

  • 発達障害の子の育て方
  • 哲学
  • 新自由主義(お金)とトランプ大統領
  • 地政学
  • 古事記

に興味があります。

発達障害の子の育て方

子育て本として、「発達障害の子のための、、、」と書いてある本が多いのですが、我が子が発達障害でなくても、子育て方法について非常に参考になります。我が子も、私自身も、発達障害の專門クリニックを受診したことがないので、発達障害かどうかは分かりませんが、

「イライラのパニックを起こしやすいかも、、、」

「物事に集中できなくて、すぐ他のことに気を取られてしまって、親が指摘するまで戻ってこない、、、」

など、困っていることはたくさんあります。自分が、また、我が子が発達障害であろうがなかろうが、その対処方法についてのアドバイスが、発達障害の子ども、大人向けの本にはたくさん記載されているので、非常に参考になります。

発達障害の定義としては、日本の発達障害者支援法によると、

「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥・多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」

となります。つまり、発達障害は、

  • 自閉症スペクトラム症(ASD)
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)

が主なものとなります。ASDは「スペクトラム」という名前の通り、特徴についての程度は様々であり、また、ASDとADHDの同時発症例も多いらしいので、子どもの特徴(発達特性)を観察しつつ、特徴それぞれに効果的な対策(親や周囲の心構え、声掛けなど)を行っていくのが、子育てのストレスを軽減して、子どももハッピーになれそうです。また、もう一つ、子育てと関係がありそうな概念が、

  • ハイリー・センシティブ・パーソン(highly sensitive person、HSP)

であり、こちらに関係する本も、子育てをしながら読んでおきたいところです。

哲学

なぜ、哲学の本を読んでみようと思ったのかについては、いくつかあります。もちろん、子育てのためなのですが、

  • 哲学を学ぶと、物事の本質を考えられるようになり、幸せになれるかもと思った
  • 子どもと哲学対話すると、子育てが楽になるかと思った
  • IBDP(国際バカロレアの高校課程)のTheory of Knowledge(知の理論)がさっぱり分からないので、子どもと一緒に少しでも哲学を学んで予習をしておきたい(子どもが将来、IBDPに行くかもしれないため)
  • フランスの高校では哲学をやるらしいと本で読んだから
  • 子どもが通学している学校の先生の專門が哲学だった
  • 最近、YouTubeに出てくるスタンフォードオンラインハイスクールの校長(日本人)の専門が哲学だった
  • 生成AIや、戦争や、コロナパンデミックなど、目まぐるしく変化する世界で強く生きていくために、哲学は役立ちそう

といった理由で、哲学の本を読んでみたいと思っていました。ちなみに、りさおは中学生の頃、「ソフィーの世界」という本を読み始めたことがありますが、「イデア」まで読んでそれ以降は、訳がわからなくなり途中で挫折した経験、また、大学入試のセンター試験では倫理が60点台と爆死して、理三の足切りにひっかからないかヒヤヒヤした経験があります。

子育てのために哲学の本を読むにあたっては、大きく分けて、

  • 哲学史
  • 哲学対話

の本があるようです。私がやりたいのは、我が子との「哲学対話」です。小学生の「りーたん」と「りりー」に、哲学的思考を身につけてもらい、幸せになってほしいためです。その哲学対話をするために参考になりそうな本を、読みたいなと思ったものから順に読んでいきました。もちろん、今回もマンガを優先しています。

  • 10分からはじめる「本質を考える」レッスン~親子で哲学対話 2024:子どもに哲学的思考をしてもらい、それを他人に説明する能力を身につけてもらうには、親子で「哲学対話」をするのが一番だと思い、こちらの本を読んでみました。哲学者の父と、小学4年生の娘が、ベッドにごろんと横になりながら、10分間だけ、哲学対話をした例がたくさん書かれていて、参考になりました。ただ、この小学生、哲学者の娘だけあって、形而上学とか、私でも覚えていないことをさらっと言っていたり、かなり深い思考をしているのと、やなり、哲学者である父のファシリテーターとしての能力が高すぎて、真似をするのはなかなか難しいかもしれないとは感じました。でも、できれば、我が子と、哲学対話をしてみたいです。
  • こども哲学ハンドブック 2020:「こども哲学」とは、「答えが1つとは限らない、答えがすぐには出ない、あるいは答えがないかもしれないような哲学の問いについて、こどもと対話によって探求していく活動」のことだそうです。
  • じぶんで考えじぶんで話せるこどもを育てる哲学レッスン 増補版 2021:「こども哲学」とは、「こどもとともに行う対話型の哲学的探求」とのことです。哲学対話が育成する思考力として、(1)批判的思考、(2)創造的思考、(3)ケア的思考が挙げられていました。また、対話をするにあたって、「まずはしっかり黙って聞いてあげること、これが第一に大切です。」とのアドバイスがありました。全体的にかなり分量も多く、途中で読むのが疲れかけましたが、第7章の「科目ごとに取り入れてみよう」の項目が、IBDP(国際バカロレア)のTOK(Theory of knowledge)の参考になりそうでした。
  • 〈子ども〉のための哲学 1996:はじめにのところに、「自分で哲学をするための入門書だ」と記載してあり、「なぜぼくは存在するのか」「なぜ悪いことをしてはいけないのか」の2つの問いについて、考え方を1冊まるまる使って記載してあるとのことだったので、購入して読んでみましたが、難しすぎて、結局、何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。

古事記


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