世界史について勉強してみる
2024年4月現在、「ロシアのウクライナ侵攻」、「パレスチナ・イスラエル戦争」が続いています。なぜ戦争しているの?と子どもに聞かれた時のために、また、これらの戦争の原因は何なのかについて知りたいと思ったので、高校時代には中世までしか勉強したことのない「世界史」について、りさおは勉強してみようと思いました。でも、りさおにとっての世界史のイメージって、
●●が△△と戦争をして、●●が勝ち、××朝(または▽▽国)を作った
の繰り返して、全然面白くなかったんです。でも、以下の本や、上のYouTubeを見て、考えが変わりました。世界史、地政学を勉強すると、なぜ、「ロシアのウクライナ侵攻」、「パレスチナ・イスラエル戦争」がおこったのか、また、将来、日本人としてどのような行動をとるべきか、何となく、わかったような気になれます。
Contents
2022年度から高校で「歴史総合」が必修科目に(センター試験にも出題)
「歴史総合」とは、
18世紀以降の近現代史(世界史と日本史両方を含む)
だそうです。知識を詰め込むのではなく、知識を使って考え、表現する歴史学習を目指しているそうです。現代史を知るためには、当然、そのもととなる、古代史、中世の歴史もおおまかな流れは知っておく必要があります。
小学生でもわかる世界史
YouTuberぴよぴーよ速報さんによる、世界史の流れが、笑いながら楽しく読める本。細かいことは気にせず、だれが、なぜ、どのような理由(たいした理由なんか実際は無いのですが)で、世界の歴史がここまで来たのか、「人」を中心に、非常にわかりやすく、楽しくまとめてあります。あまりによかったので、紙の本を、小学1年生の「りーたん」のために購入してしまいました。読み聞かせしてあげたら、聞いてくれるかな???
バトルマンガで歴史が超わかる本
結局、世界史とは、「●●が△△と戦争をして、●●が勝ち、××朝(または▽▽国)を作った」の繰り返しなのですが、「誰が」「何のために」行動したのかを、18個のバトルに絞り、マンガでイメージしやすく、わかりやすく解説されています。
“いまの世界”がわかる哲学&近現代史 プーチン、全体主義、保守主義
王や皇帝による国の支配や、革命には、その根拠となる「哲学」が必要であり、その哲学についてわかりやすく解説したのが本書です。2020年のアメリカ大統領選挙のときに、Twitterがトランプ候補のアカウントを削除したときに、GAFAってあからさまに言論統制するのだなと個人的に怖く感じたのですが、本書の『私たちが生きている“2020年代の世界”を一言で表現すれば、「全体主義の復活」「デジタル全体主義の出現」となるでしょう――』というフレーズにも個人的に納得がいきました。
日本人が知らない! 世界史の原理
ロシアのウクライナ侵攻など、「現在、起こっているニュース」に関連する「過去におこった歴史」について、古代から現代までの歴史について、対談形式で、高校の教科書からは少し異なった視点で、記載されています。内容は非常に興味深く、一気に読みましたが、この本を読んでから、
フランクリン・ルーズベルトは、少なくとも日本人にとっては、悪者
と、今までの自分の考えが180度変わってしまいました。その根拠のひとつとしては、第31代アメリカ大統領ハーバード・フーバーによる、第2次世界大戦の回顧録である「裏切られた自由 上 ~フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症」(2021年にアメリカで刊行された本の翻訳版)にある、フーバー元大統領からみた、フランクリン・ルーズベルトの行動だそうです。たしかに、
- 日系アメリカ移民の強制収容
- 原子爆弾2個を日本に落とす(非戦闘員の大量虐殺)(正確にはハリー・トルーマン大統領時代)
を行っていますので、人格者ではなさそうです。
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
「小学生でもわかる世界史」を、大人向けに、もう少し詳しく書くと、こちらの本になりそうです。私は最初にこの本を読んだのですが、かなり面白く記載はしてくれているのですが、読み通すのには、少し苦労しました。でも、こちらもお勧めです。
90枚のイラストで世界がわかる はじめての地政学
この本によると、背後をとられない「ハートランド」にあるロシアの周辺の国や地域である「リムランド」(暖かくて作物が育ちやすく、人が住むのに適した場所)であるウクライナは、戦争が起こりやすい場所であるとのことです。リムランドで起こった戦争としては、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争、シリア内戦、ヨーロッパでの第一次、第二次世界大戦だそうです。
また、エルサレムは、世界の2つの「ハートランド」である、ロシアとアフリカを陸路でつなぐ唯一の場所ということで、大国がなんとか手に入れようと、介入してくる場所で、戦争が起こりやすいとのことでした。
そのほか、シーレーンの説明もありました。石油を運ぶ経路で日本にとって非常に重要な中東の「アデン湾」で、日本の石油タンカーを海賊から守るために、自衛隊がアフリカの「ジブチ共和国」という国に基地を持っているなんて初めて知りました。
イギリスの歴史に関する本
諸事情で、イギリスという国について知らないといけなくなったので、以下のような本を読んでみました。「世界史」というジャンルではなく、「それぞれの国の歴史」を一冊の本で読むのも、また雰囲気が変わってきます。
- マンガでわかるイギリスの歴史: 一気に読み解く! 世界史を変えた人物列伝 2015 → まず最初はマンガで概要をつかみます。文章多めですが、十分わかりやすいです。
- 地図でスッと頭に入るイギリス’23 (書籍) 2023 → イギリスが4つの地域からなっていたことは知っていましたが、この本を読むと、そのイングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドの違いについて、少し、わかるようになります。
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