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「二月の勝者」を読んで自分の中学受験を思い出すと同時にこどもの中学受験を予習

2022年6月21日

育児書を読んでいて、Kindleでお勧め書に出てきたので、読んでみました。

中学受験塾フェニックス(SAPIXのことでしょう)のトップコースの算数教師が、別の塾に移籍し、

  • 中学受験塾の生徒指導
  • 貧困家庭の子供への無料塾の経営
  • 以前、中学受験で関わり「引きこもり」になった子のアフターケア(?)

をしていくお話です。中学受験戦争ドラマは、各家庭で波乱万丈、読んでいてドキドキ・ワクワクして面白いです。中学受験したことのない方、する予定のない方にも、物語として面白いので、ぜひおすすめです。

2022年現在、それぞれの家庭の中学受験がクライマックス、まさに「2月」を迎えており、それぞれの子の受験結果も気になるところです。

2020年代の中学受験は1日で2校も受けることにびっくり

「りさお」は1990年代に、

  • 小学3年秋から小学4年夏までTAP(SAPIXとほぼ同じ塾)
  • 小学4年夏から小学5年まではアメリカ(父の留学)
  • 小学6年1学期はTAP
  • 小学6年夏からSAPIX(秋以降は1週間で4日間、SAPIX)

に行き、中学受験をしました。そのときは

  • 1月に市川中学校
  • 2月1日、2日に第1志望(2月2日は面接のみ)
  • 2月3日、4日に第2志望
  • 2月5日に慶応中等部
  • 2月中旬にラ・サール中学校

の合計5校を受けました。ところが、このマンガを読むと、

  • 2月1日午前に1校、夕方に1校
  • 2月2日 午前に1校、夕方に1校

と、2月1日、2日で4校も受けることがあるらしい(そういうのが当たり前!?)のです。なお、「りさお」の卒業した中学も、2022年時点では、受験日は、

2月1日の1日間で、14時には4教科とも終了(夕方にもう1校受験できる)

となっており、時代は変わったとともに、「そんなに体力持つの?」と思ってしまいました。まあ、たくさん受けた方が、1校以上の学校に合格する確率が高いということなのでしょうか?

後、開成中学の合格者数が1990年頃(定員300名に対し、340名程度でした)と比べて、非常に増えている(2021年は合格者数416名)のも少し気になりました。

あと、そういえば、小学6年生のときに、1週間だけSAPIXのα1コースをのぞいたことがありましたが、詳細は書けませんが、そのときは、「変態」の人が多く、

「頭のいいひとって変態が多いのかな?」

と思いました。性格はよい人ばかりで、今でも勤務先でしばらくぶりに会ったりすると、仲良くしてくれる方もいます。

東京都立小石川中等教育学校(中高一貫校)を知る

出典:https://www.metro.ed.jp/koishikawa-s/

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(11)」で出てくる、「大石山中等教育学校」が非常に気になりました。

ポイントとしては、

といったところだと思います。

でも、受験偏差値、すごく高いんですね。四谷大塚のデータで偏差値68だそうです。

2022年度版中学受験偏差値表、1990年代と比較して渋幕・渋渋・聖光・光塩・広尾・都立小石川が目立つ

出典:https://www.yotsuyaotsuka.com/njc/deviation_top.php

二月の勝者 ―絶対合格の教室(1)で、やたら「偏差値」が強調されるので、2022年時点での中学受験での偏差値表を見てみました。関東地方では、1990年代と比べて、

  • 渋谷教育学園幕張
  • 渋谷教育学園渋谷
  • 聖光学院
  • 東京都立小石川中等教育学校
  • 広尾学園

が目立ってきた印象です。特に、都立小石川は、上記で出てきたので知りましたが、もう1校、「りさお」が小学生の頃(1990年代)は聞いたことのない学校、「広尾学園」がありました。

「広尾学園」 は 2007年に当時の順心女子中学を共学化すると同時に広尾学園に校名を変更して、現在の難関中学の地位まで上り詰めたとのことです。外国人教師が約30人もいて、東大だけでなく海外の大学への進学が非常に多いそうです。また調べて、こちらに記事を記載してみたいと思います。

参考:海外大合格、広尾学園が断トツ 廃校寸前からの再生(2021/7/4)

「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」も読んでみました

  • 中学受験の塾は小学3年の2月から?
  • 中学受験と高校受験どちらにする?→高校受験は中学校の内申が響く可能性あり?
  • 週3回の塾にお弁当持参?

など、いろいろ書かれています。ストレスで円形脱毛症になった子に親が気づいて、中学受験を中止した家族や、その他、いろいろ波乱万丈なストーリーがあり、ハラハラドキドキして読め進めましたが、一番面白かったのは「後日談」でした。

二月の勝者 ―絶対合格の教室は15巻以上ありますので、1冊で中学受験の雰囲気を知りたいと思ったら、こちらを読むのがお勧めです。お金も、子供の時間も、親の時間もかかります。

中学受験でひとつ気になることがあります。

「小学校6年間のうちの3年間も塾にとられて、その子の人生にとって大丈夫かな?」

本人が行きたい学校があって、本人が目標に向かってやるのならかまわないのですが、、、それまでに、小学3年生くらいで、中学校の説明会などに一緒に行って、果たしてこどもが、

「この中学校に通いたい!だからがんばって勉強する!」

という気持ちになるとかあるのだろうかと不安になりました。

まあ、自分が中学受験(塾に行ったのは小学3年-4年の10か月間と小学6年の合計2年間でしたが)のときは、ストレスとかはほとんどなくて、算数国語理科社会の点取りゲームをしているつもりでしたが、実は自分でも気づかないストレスを感じていて、

自分の髪の毛を抜いて、中学1年生にしてM字ハゲになってしまった

なんてこともありますので、まあ、自分のこどもが中学受験をするのか、時期になったら、こどもと相談して決めたいと思います。


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