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ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンについて調べてみた(年間学費約1000万円)

2024年1月19日

https://www.harrowappi.jp/ja/

だいぶ前の話ですが、ハロウアッピ校の学校説明会に参加しました。
学費が年間1000万円。
岩手県安比の全寮制の中高一貫校です。
卒業すると、イギリスのIGCSE、Aレベルの資格?が得られ、それを認める世界の大学の受験資格が得られるそうです。
(国際バカロレアIBでは無いとのことです。)

小6から中3相当の学年から、2022年8月より授業を開始し、最終的には中高一貫、約900名となる予定だそうです。

岩手県八幡平市にあり、花巻空港から車で1時間

JR安比高原駅徒歩3分(盛岡駅から電車で1時間)

住所は、〒028-7306 岩手県八幡平市安比高原180−8 となります。いったいなぜこの場所なのでしょうか?あくまでりさおの独断と偏見ですが、どうやら、

  • この学校のメインターゲットとなる中国人富裕層の多くが、スキーが大好きだから
  • 起工式に参加した岩手県知事を含め、八幡平市議会も2022年に1億6400万円も補助金(日本国民の税金)を与えてくれるなど、非常に協力的

が理由なのではないかと思っています。(参考ページ

中国資本による、中国富裕層のための学校?

https://gendai.media/articles/-/93143
https://gendai.media/articles/-/93144

説明会に参加しているときは知らなかったのですが、上の記事の、経営母体の話(香港に籍を置くペーパーカンパニー「ラッキーラッキーコムリミテッド」が代表社員)を読んでびっくりしました。

マルバーンのときも違和感があったのですが、イギリス名門校の日本校のホームページ、説明会用のパワポなのに、写真は「中国系の子供」ばかりなのが不思議だなと思いました。

「イギリス人にとっては中国人も日本人も同じに見えるからかな?」

とずっと思っていましたが、ハロウアッピ校の人種構成を聞いて、やっと納得できました。

2022年8月に開校するハロウアッピ校ですが、どんどん増えて構成は変わるとは思いますが、

  • 日本国籍 約50%
  • 中国系   30%
  • その他(教師の子供などでしょうか?)

といった人種構成だそうです。

なぜ中国人が30%も?と疑問に思ったとともに、マルバーンやハロウのホームページの写真が中国系っぽい子どもばかりであることにやっと納得が行きました。

私の勝手な予想ですが、

イギリス名門校の日本校だけど、ターゲットは「中国人富裕層」

という仮定です。年間授業料1000万円を払える中学生、高校生の子供がいる日本人はそんなに多くないと思うのです(日本の私立大学医学部の学費でさえ、年間400万-800万円です。)。長々と書きましたが、Bloombergにも以下のような記事がありました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-26/RDYF5UT1UM0W01

一方で、英国系の学校運営に中国資本が入っているのは当たり前という以下の記事も興味深いです。

https://president.jp/articles/-/57800

中国富裕層、何人くらいいるのか、ググってみました。

中国人富裕層は45歳以下が80%

https://www.businessinsider.jp/post-256040

Wikipediaによると、

中国人富裕層
年収200万元(約4000万円)以上の中国人を指す。 投資可能な資産が1000万元(約2億円)以上ある中国人。

現在中国では年率15%の勢いで、富裕層が増加しており、2015年までには400万世帯を超え、富裕層の数で米国・日本・英国に次ぐ世界第4位に浮上するという。また、中国人富裕層は若年層が多く、45歳以下が80%を占めている。

だそうです。

  • 中国には子育て世代の富裕層がいっぱい!
  • 2021年12月に中国のインターナショナルスクールが、国が承認したカリキュラムを採用することを余儀なくされたため、中国国内のインターナショナルスクールに通学するメリットが激減
  • 欧米より近く、安全、清潔、安い日本のインターナショナルスクールが魅力的に

といった背景がありそうです。

以下、説明会でりさおが聞いた話とホームページで調べた内容となります。

少人数教育で、教育自体はきっちりしている印象

どんな学校かは、学校パンフレットを見てみるのが一番です。

https://www.harrowappi.jp/ja/news-publications-jp/publications-jp/

卒業すると、イギリスの大学受験資格(IGCSE、A-Level)を得ることができるそうです。国際バカロレア(IB)とは異なるので、入学を検討する前にチェックは必要です。

https://nisai-british-onlineschool.com/blog/a-level/a-level-difficulty/

イギリスの名門校 ハロースクールを母体としています。チャーチル元首相の母校だそうです。

自然豊かな環境で、11月から5月まで雪が降り、週4回スキーをするそうです。その他にも、以下のような特徴があるそうです。

  • ゴルフ、テニスのプロの指導
  • 登山、マウンテンバイク
  • 老人ホームで慈善活動
  • 楽器は少なくとも1つはたしなむ
  • オンラインで国際水泳大会
  • 3週間に一回、フォーマルディナー、マナー教育
  • 日本国籍以外の生徒は、1週間に3時間以上の中国語が必須。

ハロウの全人教育

ハウススタッフ寮長を中心としたパストラルケア、個別ケアが強調されていました。
「自分の道を見つけて、成長していく」ことを目標にしているそうです。

  • 生徒:スタッフ=3:1
  • アカデミックスタッフ41名
  • 78%イギリス出身
  • 授業は最大18名

スタッフの充実ぶりは正直、すごいと思いました。

ただ 学校パンフレット の12ページ目、「ハロウアッピ校の価値観」には、個人的に少し違和感がありました。

この、「勇気・名誉・謙虚・友情」の4つは、詳細はそんなに悪くないのですが、なんか、ちょっと怖い印象を受けました。なお、ハロウスクールイギリス本校のPURPOSEは、以下のように、「Scholarship, Opportunity, Character, People, Operations」となっています。個人的には、こちらの方がしっくりきます。

https://www.harrowschool.org.uk/news-events/explore-harrow/our-purpose

なお、東京都小平市のマルバーン・カレッジ東京の教育方針は、「非認知能力」ずくし、かつ、「起業家マインド」を育てると明言しています。

4人部屋からスタートして高学年で個室に

年間学費約1000万円なのに、最初は4人部屋だそうです。学年が上がると2人部屋になり、最後は個室になるそうです。。。

8月末に始まり、3学期制です。

  • 冬休み 4週間
  • 4月に2週間の休み
  • 7月8月は休み

オンオフをしっかり
学期中は土日もしっかり勉強
休みは宿題は少なく、家で家族と過ごして下さいとのことでした。

出願方法

  1. 過去2年間の成績
  2. 一年間、いつでも、オンライン試験と英語ライティング試験
  3. オンライン面接

試験は2回受験可能です。

学費750万〜900万円には、学習旅行、スキーレンタル、ゴルフ道具、楽器全て含まれるそうです。

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